Tacit knowing
暗黙的 (Tacit)な知り方 (knowing)
ハンガリーの哲学者マイケルポランニーが、「暗黙知の次元」という本で示した概念
理由は自分でもはっきりわからないのだけれども、どうもこんなことになっているような気がする」といったとき、裏で働いているのが暗黙知(tacit knowing)である。
私たちは物事を認識する際、意識的に気づいていない些細な手がかりから、まだ明らかになっていない真実や秩序を感じ取っているとのこと。
虫の知らせとか、直感のようなもの
論理的に説明できないけれど「なんとなくこうだと思う」という直感的な理解
そして私たちは暗黙知を通して、外界の要素を自分の中に取り込み、自分なりの解釈を与えた世界観を形成している。 世界は、自分にはこう見える。などのように
本が書かれた理由
本のカバー
「暗黙知は生を更新し、知を更新する。それは創造性に溢れる科学的探求の源泉となり、新しい真実と倫理を探求するための原動力となる。隠された知のダイナミズム。潜在的可能性への投企。生きることがつねに新しい可能性に満ちているように、思考はつねに新しいポテンシャルに満ちている。暗黙知によって開かれる思考が、新しい社会と倫理を展望する。より高次の意味を志向する人間の隠された意志、そして社会への希望に貫かれた書」